老後破産を招かないための常日頃の健康管理

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■増加傾向にある高齢者の医療費破産

 加齢とともにどうしても身体のさまざまな箇所に問題が生じやすくなります。このため、年齢とともに医療機関の受療率は上昇傾向をたどるものです。特に65歳を越える頃からこの数値は跳ね上がります。それとともに世帯当たりの保険医療費も上昇し、1ヶ月1万6千円にもなり、家計を大きく圧迫することになります。


 ちなみに、日本には高額医療費制度が存在することから、老後において大病を患ったとしても、申請をすることにより医療費のすべてを負担する必要はありません。しかし自己負担分の金額は年々上昇しており月6万円に近い額を自己負担として支払う必要があります。


「高額医療費制度があれば、自己負担月6万円程度で押さえられるので安心」と思われるでしょうか。しかし実は、実際には65歳以上の方が入院した場合にかかる費用は、平均でも20万円を越えています。高額医療費制度を用いたとしても、自己負担分を遙かに越える金額がかかるのはなぜでしょうか。


■高額医療費の適用外となる医療経費

 入院をした場合、日用品や雑費が日々かかるものですが、これらは高額医療費の適用外となるため自らの支出を余儀なくされます。また、ベッドに空きがないという理由で個室や二人部屋などに回されてしまうと、差額ベッド代として1日2万円から4万円程度もの自己負担が発生します。また、通院の際のタクシー代やリハビリなどに必要な器具なども自己負担となります。これらの医療経費が積み重なることで、家計を大幅に圧迫したり、中には破産を余儀なくされる方も少なくないわけです。


■まずは病気にかかりにくい健康体の維持

 大病を患うリスクは誰にでもあるといえます。また、どのように予防しようとも完全に防ぐことは不可能です。しかし少なくとも病気にかかりにくい健康体を維持することは可能です。このため、最低限大病をしないための健康管理には努めたいものです。


 たとえば、日々の食生活にいて、より多くの食材を組み合わせた料理を適度に食したり、暴飲暴食を控えることが必要となります。とくに一人暮らしの場合、高齢者となられてもなお、インスタント食品やコンビニ弁当を中心にとられる方がいらっしゃいますが、これは健康を配慮した場合好ましい食生活とはいえません。できれば、自炊に切り替え、質素な食事を規則正しくとることが必要となります。


 また、日々の生活パターンもあれがちとなることから、早寝早起きに心がけ、日々規則的な生活を送ることが必要となることでしょう。


 さらには、適度な運動を組み込むことで、若々しい身体を維持することが可能となります。週に1度か2度程度でもジムに通ったり、毎日早朝において、軽度なジョギングやウォーキングで軽く汗を流すのもよいでしょう。


■通院は少なく入院はなるべく短期間に

 医療費は、病院に通院するか入院することによって発生します。このため病院にかかる頻度を削減すれば、それだけ医療費を削減することが可能となります。


「通院や入院は望んでしているわけではないので、それは無理」と思われるでしょうか。しかしこれも医師と疎通を図るとともに、自らの考えをしっかりと伝えることで十分に可能となるものです。


 日本ではちょっとしたことでも病院にかかることが一般化してきています。頻繁に医療機関を受診することで、早期の発見が可能となるという考え方もあります。しかしその一方で病院に掛かる回数が少ない高齢者ほど、寿命が長いといった数値もあります。この理由として、健康体の場合、病院にかかる必要がないからという以外、頻繁に病院に足を運ばない人は、その分、健康に留意した生活をしているという理由もあるものです。


 また、入院や治療においても、あらかじめ、保険適用外や高額医療費制度適用外の治療は経済的に行いたくないとの要望を、担当医に伝えておくことで、医療費は大幅に安くなるものです。


 入院を余儀なくされる場合、医療費や経費が大幅に膨らんでしまうので、入院期間はなるべく少なく、できれば通院に切り替えることも重要なポイントです。日本においてこれをお伝えすると、「入院は望んでしているわけではなく、自らの意志での削減は難しい」とのお答えを得ることがあります。しかし、日本以外の医療を調べてみると、実は日本が突出して入院やその期間が多いことに気づきます。ちなみに米国ではガン摘出手術の多くがその日に帰宅します。また、大きい手術の場合でも数日で退院することがめずらしくありません。日本の入院期間が長いのは、世界的にみて決して常識的なものではないわけです。




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