老後においても不可欠な認証欲求を満たす生活

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■誰もが持つ承認欲求を満たすためには

 個人差はありますが、人は誰もが承認欲求を持っています。承認欲求とは、簡単にいえば他者から認められたいと願う感情をいいます。米国の心理学者であるアブラハム・マズロー は、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、自己実現の欲求に加え、承認欲求の5つを人間の基本的欲求としていて、これらが満たされない時、人は不安や緊張を感じるとしています。つまり承認欲求は、誰もが持つ不可欠な欲求のひとつといえます。


 ところが、定年退職を迎えられた方々の多くは、自由な時間を得る一方で、承認欲求の得られる場を失ってしまうことになり、これが老後の精神的なストレスのもととなることがあるのです。よって老後においても、承認欲求を満たし続けることのできる環境作りは、精神的下流老人とならない上でとても重要な要素のひとつとなります。


■承認欲求を満たすことのできにくい老後

 現役世代においては、好む好まざるに関わらす人は仕事を続ける必要があります。家族を養い子供を育てるためにお金が必要だからです。よって仕事を続けている間は、妻子から「お疲れさま」と声をかけてもらうことができます。また、職場において会社に貢献すれば評価は上がりますし、上司や得意先から認められることもあることでしょう。つまり、仕事をしている間は、承認欲求がある程度満たされているわけです。


 しかしながら、定年退職をして職を失った段階で、承認欲求を得られない環境に追いやられる可能性が高まります。いつも家にいるわけですから、次第に妻の機嫌を損なうことになります。また、仕事にいくことがないので誰からも感謝されることはなくなるからです。つまり老後においては、承認欲求が満たされない環境へと陥るリスクもあるわけです。


■お金の代わりに大きなものを得られる活動とは

 承認欲求が得られない環境において人はストレスや不安を感じやすくなることから、これを阻止する環境を構築しておく必要性は否めません。さて、では実際には、どのように自らの環境を整備すれば、老後においても承認欲求を得続けることが可能となるでしょうか。


 承認欲求が他者から認められたいと願う感情であることから、何らかの活動を通じて他者から認められる環境を作り出せば良いことになります。また、老後において働く必要がないのであれば、お金を稼ぐ仕事ではなく、むしろ人から認められる活動を重点的に模索する必要がありそうです。


 以前の記事において、社会との接点を失うことのリスクとその対策について記しています。この対策とは、ボランティア活動を始めとする社会貢献活動を行うことであることについてふれています。実はこれらの活動が、承認欲求を満たす上でもとても重要であることがわかります。


 社会活動であれば、それは直接的間接的に何らかの貢献を社会に対して果たすことができます。ボランティア活動ではお金を得ることができないかもしれませんが、それでも自分の存在意義や生き甲斐、そして第三者から認められるといった承認欲求を得ることができます。また、適度に時間を消費することができることから、日々家でゴロゴロするという生活からも抜け出すことが可能となり、妻の機嫌も損なうことがありません。


 もし、定年を迎えられてなお、誰かに認められたいと願うのであれば、何らかの活動を通じて社会貢献を果たすことで、お金にかわる大きなものを得ることをお勧めしたく思います。




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