老後に医療費負担を増やさないための準備

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■50代から始めたい医療費負担低減対策

 先に、定年後に下流老人へと陥る人の共通点についてご紹介しました。この中で、高齢者となられて病気や事故などから医療負担が増大したことで、それが生活を圧迫し、生活が困窮して下流老人へと陥るケースをご紹介しています。


 病気や事故については、なかなか予想できるものではありません。よって予防をしようにも、なかなか難しいことは確かです。しかし病気や事故は、発生確率を抑えることは可能です。


 高齢者になると、どうしても身体の各所に衰えが見え始めるものです。また、加齢による疾患なども発生することから、医療費の増大はある意味回避しがたい問題ともいえます。しかし、高齢者となられた方の中には、病院とは無縁の生活をしている方も少なからずいらっしゃるものです。このような方々の生活を見ると、おおよそ50代の頃から、健康志向が強く、努めて運動をしたり食生活に気をつけるなどの生活をされている方が目立ちます。これらの対策を図ったからと、病気を完全に回避することは難しいといえます。しかし、少なくとも確率的にリスクを低減させることには成功しているように思えます。


■50代から適度な運動を生活に取り入れる

 50代で管理職となられた方の中には、部下に指示を出すものの自らはあまり動かれない生活をされる方も少なくないことでしょう。ホワイトカラーの管理職の場合、自らアクティブに活動するわけではなく、運動不足が恒久的となる方も多いはずです。次第に筋肉が細くなる一方で、お腹回りは太くなります。大胸筋なども落ちてくることから、洋梨のような体型となられてはいらっしゃらないでしょうか。


 50代の頃から運動不足の状態を続けると、60代を迎える頃には、体力もかなり低下してくることになります。筋力の低下は平均体温の低下も招くことから、免疫力の低下をも引き起こすことになります。免疫力が低下した場合、生活習慣病を始めとする大病を患う確率が高くなる場合もあります。


 このため、50代のころから、筋肉は努めて落とさないような生活が必要となります。これには、ジムなどに通ったり毎朝、マラソンやウォーキング、自宅でのストレッチやちょっとしたトレーニングなどを生活に組み込んでおき、60代を迎えた段階でも、十分な筋力を維持できるように心がけます。この対策において、自ずと病院を縁遠いものとすることができるはずです。


■食生活に気を使うことで病気を遠ざける

「飽食の時代」という言葉が流行ったことがありますが、日本において、私たちは好きなものを好きなだけ口にすることができるものです。たとえ生活に困窮していたとしても、1日3回の食事は、ほとんどの人がとられていることでしょう。しかしながら、飽食が病気を呼び寄せる場合も少なくないので注意が必要となります。


 日本では長年に渡り、野菜、穀類、魚、海草を中心とした比較的質素な食生活を送ってきたという歴史があります。しかし現在では欧米の食生活が日本でも一般化しており、肉中心の食生活に陥りやすい状況にあります。


 もし、健康面に留意する上で食生活を改善たいとお考えであるならば、野菜や穀類を多く摂取するとともに、魚や海草なども含めた本来日本人が長きにわたり食してきた食材を、より多く取り入れる必要があります。


 また、現在の食生活は、どうしても糖質を多く摂取してしまう傾向にあります。たとえば、白米やパン、うどん、パスタなど、米や小麦粉をベースとした炭水化物の摂取は、常に血中の糖を高めた状態を続けやすくなります。


 糖質の摂取が高い状態が続くと、糖尿病やガンなどの大病を誘発するリスクも高まります。このため、野菜や魚をより多く摂取する一方で、糖が上がりやすい白米を少なくしたり、玄米などに変えるなどの配慮が、健康で病院とは無縁の身体を作ることになります。


 せめて50代になったなら、十分に食生活にも配慮し、健康体をそのままに60代を迎えたいものです。




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