老後の生活を月10万円程度に抑えるための意識改革

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■意外に知られていない支出抑制の環境整備策

 老後において不安な要因を抱えているのであれば、50代になった段階において、いち早く老後の準備を開始されることをお勧めします。老後の準備としては、収入面と支出面の双方を同時に行う必要がありますが、ここではまず支出面について考えを進めていくことにします。


 実は日々の生活費は、老後においてはそれまでと同等の額を必要とするわけではありません。実際の年代別平均支出額としては、60代以降のそれは60代以前に比べ、20%程度減少するとの統計値もあります。また、夫婦ともに意識を改善することに成功するとともに、時間をかけて環境を改善することにより、それまでの半分程度のコストで十分に生活が成り立つ場合もあります。


 では、実際にはどのように意識を変え、どのような環境整備を進めるべきなのでしょうか。次にこの点について考えを進めていくことにしましょう。


■生活費削減は節約では実現できない

 貯金をするために重要となるのが日々の節約であるとの記事を各所で多く目にします。お金が足りないわけですから、その分を節約して捻出するのは、ある意味正しいように思えます。しかしこの節約、多くの人がうまく継続することができないものです。


 資本主義社会に生きる私たちは、とかく消費を促されるものです。たとえばCMなどでは日々新製品の情報が流れます。新聞や雑誌、ネットなどを見ていてもそこには広告が目を引くことでしょう。私たちは無意識のうちに消費欲を刷り込まれているわけです。


 一方で節約とは、消費欲を制限することといえます。つまり、本来持っている消費に


 対する欲望という名のアクセルを踏みながら、節約というブレーキを踏む必要があるわけであり、どうしても無理があるわけです。よってブレーキを踏む以前にアクセルから足を話す必要があります。つまり、意識改善を行うことで、消費に対する欲望自体を消し去るかもしくは低減させる必要があるわけです。


■消費欲を抑える意識改革

 資本主義社会は市場にお金が流れることで繁栄がなされています。よって資本家はいかにして消費を促すかを常に考えます。商品に付加価値をつけたり、便利なサービスモデルを開発したりする一方で、それをマスコミを通じて常時消費者にアピールすることになります。私たちは常にこれを観ているわけですから、無意識のうちに消費欲がかき立てられることになり、意識しなければ自然に消費は増していきます。


 また、豊かであることが美徳であるような意識を刷り込まれることから、収入が上がればその分支出を増やすことでライフスタイルを向上させようとします。本来お金は使う以前に貯蓄し、まとまった額として投資することで最も有効に活用することができるものです。実際、資本家を目指す人々はこの点をとても重要視します。しかし多くの人々がこれよりも消費に躍起になります。


 ちなみに、年収1000万円を超えているにもかかわらず困窮生活に陥る人は少ない数ではありません。つまり、生活に困る原因は、収入額よりもむしろ支出に対する意識の持ち方にあるといえます。


 よって消費欲を払拭するための意識改革が必要です。これこそが、月10万円であったとしても無理なく充実した生活を送ることができる準備となりうるのです。なお、次に意識改革の実際について考えを進めていくことにしましょう。




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